通夜の弔問
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通夜は、親族や親しかった友人などが、故人との最後の別れを惜しむものです。
昔は、夜になっ襲ってくる野獣から遺体を守るために、寝ずに夜を明かしたといわれ、夜明かしで通夜する風習は、その名残といわれています。
しかし、現在では一部の地域を除いて、このような風習は無くなり、半通夜が一般的なようです。
半通夜とは、だいたい午後6時か7時ごろから始まり、9時か10時頃までに終わります。
通夜は葬儀と違って、時間がしっかり決められているわけではありません。
もちろん、開始時間は決まっていて読経の後、弔問客の焼香が終われば終了となります。
しかし、なかには通夜の時間内に駆けつけることが出来ない方もいらっしゃいます。
葬儀に参列できれば問題ないのですが、あまり遅い時間でない一般常識内の時間であれば、弔問に訪れるのは問題ないでしょう。
どうしても、遅い時間にしか行けないようならば、遺族に確認の連絡をいれるのは、マナーとして大切です。
昔から「弔事には、夜中でも駆けつけた方が良い」といわれ、知らせを受けたらすぐに行ってお悔やみを述べるのが良いとされていましたが、親族や特に親しい場合はともかく、疲れている遺族を配慮して、遅くとも10時ごろまでには駆けつけるようにしましょう。
翌日の葬儀に差し支えることの無いように、遺族に対する気遣いは忘れないようにして下さい。
また、通夜には、通夜振る舞いと言われるしきたりがあります。
通夜振る舞いとは、遺族側から弔問のお礼として設けられる席のことで、遺族の心遣いが込められています。
さらには、故人を偲ぶ供養としての意味もあるそうです。
通夜振る舞いは勧められたら、少しでも受けるのが礼儀と言われていますが、本来、通夜に参列するのは身内とごく親しい人に限られていますので、近親者や特に親しい間柄でない場合は、お悔やみを述べて焼香を済ませ辞去してもマナー違反にはなりません。
通夜で注意したいのが、久しぶりに友人にあったからといって、話し込んだり、談笑したりなど葬儀に関係のない話や打ち合わせをしたりすることは、大変失礼なことです。